マッチングアプリで不審なメッセージが届いたら、返信やリンクのタップをせず、証拠を保存してからブロック・通報するのが基本です。金銭の要求、外部サイトへの誘導、個人情報の質問、脅しやつきまといの内容がある場合は、相手とやり取りを続けないでください。
不審なメッセージに多い特徴
次の特徴が1つだけで危険と決まるわけではありませんが、複数当てはまる場合は警戒が必要です。
- すぐにLINEやSNS、別のメッセージアプリへ移ろうとする
- URLやQRコードを送り、外部サイトへの登録・ログインを求める
- 投資、副業、暗号資産、オンラインカジノなどの話を持ちかける
- 会ったことがないのに、送金や立て替えを頼む
- 本人確認、口座情報、クレジットカード情報、認証コードを聞く
- 日本語の不自然さや、定型文のような内容が目立つ
- プロフィールとメッセージの内容が合わない
- 断っているのに何度も連絡し、急がせたり不安をあおったりする
- 性的な画像や、個人情報を含む写真を送るよう求める
- 住所、勤務先、最寄り駅などを細かく聞き出そうとする
特に、相手が「今日中に」「誰にも言わないで」「あなたしか頼れない」などと急がせる場合は、判断する時間を奪おうとしている可能性があります。相手の説明が本当かどうかをメッセージだけで確かめるのは難しいため、要求に応じないことを優先してください。
届いた直後に行う対処法
対処は、次の順番で行うと安全です。危険を感じる内容なら、返信を省略して問題ありません。
- 返信せず、リンクや添付ファイルを開かない
短い返事や断りの返事でも、相手に「反応するアカウント」と判断されることがあります。URL、QRコード、添付ファイルも開かないでください。 - 画面を保存する
相手のプロフィール、ユーザー名、メッセージ本文、日時、送られたURLや画像が分かるように、スクリーンショットを保存します。可能ならアプリ内の通報に必要な情報も控えます。 - アプリ内で通報する
メッセージ画面や相手のプロフィールにある「通報」「報告」などの機能から、迷惑行為、詐欺の疑い、脅迫、性的な嫌がらせなど、内容に近い理由を選びます。 - 相手をブロックする
通報後、相手からのメッセージや閲覧を止めるためにブロックします。アプリによっては、先にブロックすると通報画面が開けない場合があるため、通報できる状態なら通報を先に行います。 - 必要に応じてアプリの運営へ追加相談する
スクリーンショットや発生日時を添えて、運営の問い合わせ窓口から状況を伝えます。
リンクを開いたり情報を送ったりした場合
不審なリンクを開いただけで直ちに被害が確定するとは限りませんが、入力やダウンロードをした場合は早めの対応が必要です。
IDやパスワードを入力した場合
入力したサービスの公式アプリや公式サイトから、すぐにパスワードを変更してください。同じパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、そちらも変更し、可能なら二段階認証を設定します。
ログイン履歴や登録メールアドレス、電話番号、決済情報が変更されていないかも確認してください。自分で公式サイトのアドレスを入力するか、公式アプリを開いて手続きし、メッセージ内のリンクから再アクセスしないようにします。
クレジットカードや口座情報を伝えた場合
カード番号や暗証に関する情報を伝えた場合は、カード会社や金融機関の公式窓口へ連絡し、利用停止や監視について相談します。身に覚えのない利用がないか、明細や入出金履歴も確認してください。
認証コードを相手に伝えた場合も、第三者によるログインや決済に使われるおそれがあります。コードを受け取ったサービスの公式窓口へ、伝えた内容と日時を説明してください。
アプリをインストールした場合
相手の指示で不明なアプリをインストールした場合は、利用を続けず、端末の設定から削除を検討します。端末の種類によって確認方法が異なるため、公式のサポート情報を確認し、アカウントのパスワード変更や端末のセキュリティ確認も行ってください。
お金を送った場合の対処法
送金済みでも、相手への追加送金や返金手数料の支払いには応じないでください。「解除料」「保証金」「手続き費用」などの名目で、さらに請求されることがあります。
銀行振込、クレジットカード、電子マネー、暗号資産など、使った決済手段の提供元へできるだけ早く連絡し、送金日時、金額、相手の情報、メッセージの記録を伝えます。被害の経緯を説明できるよう、メッセージや振込記録を削除せず保存してください。
詐欺の疑いがある場合は、警察への相談や消費生活に関する相談窓口の利用も検討します。緊急の危険がある場合は、通常の相談窓口ではなく、地域の緊急通報を利用してください。
脅しやつきまといがある場合
「会わないと危害を加える」「写真を公開する」などの脅し、住所や勤務先への接触、繰り返しの連絡がある場合は、相手を説得しようとせず、証拠を保存して相談してください。
- メッセージ、通話履歴、プロフィール、相手のアカウント情報を保存する
- 相手に会いに行かず、自宅や勤務先を知らせない
- 家族や信頼できる人に状況を共有する
- 危険が迫っている場合は、ためらわず警察へ連絡する
性的な画像を送るよう要求されたり、送った画像を公開すると脅されたりした場合も、追加の要求に応じないでください。画像を削除すると証拠が失われることがあるため、先に記録を保存してから、アプリの通報や関係機関への相談を行います。
安全のためにプロフィールと設定を見直す
不審なメッセージを受けた後は、相手に推測されやすい情報を減らします。プロフィールの公開範囲や、位置情報、勤務先、学校、最寄り駅、SNSアカウントの表示を確認してください。
同じ写真や同じ名前を別のSNSでも使っていると、公開情報を組み合わせて本人を特定されることがあります。必要に応じて、SNSの公開設定やパスワード、ログイン通知も見直します。
返信して断る必要はある?
返信して断る必要はありません。不審な相手には、返信せずに証拠を保存し、通報・ブロックする方が安全です。
相手が単なる勘違いや不快な内容だったとしても、個人情報や金銭を求められた場合は応じないでください。会う約束をしている場合も、本人確認や安全性に不安があるなら中止し、相手に詳しい理由を説明する必要はありません。
判断に迷ったときの基準
次のいずれかに当てはまるなら、やり取りを止める判断が適切です。
- 金銭や個人情報を求められた
- 外部サイトや別アプリへの移動を急かされた
- 断っても要求や連絡が続いた
- 会う場所として自宅や人通りの少ない場所を指定された
- 脅し、性的な要求、画像の公開をほのめかされた
- プロフィールや説明に不自然な点がある
不審なメッセージへの対処は、反応しない、記録する、通報する、ブロックするの順が基本です。リンクを開いた、情報を入力した、お金を送った、脅しを受けたという場合は、決済会社やサービスの公式窓口、警察などへ早めに相談してください。







